松浦亜弥ANN最終回によせて

※ミクの内容を転記してあります。超長文。


ミクシィのプロフィールの“好きな有名人”の欄に書いてある3人の名前。
松浦亜弥西川貴教(T.M.Revolution)、土屋礼央(RAG FAIR、ZBONED ZUBON)」
3人には共通点があります。



オールナイトニッポン。(以下、ANN)

初めて聞いたのが

中澤姉さんのが始まった頃。
それより前はFMをよく聞いていたんですが、きっかけなんて些細なもんです。
ちなみにその頃は割と世間一般で言われているモーヲタDDでした。これも知らない人は知らないだろうけど。


そこから聞くようになったのが西川ちゃんオールナイトニッポンスーパー(以下、ANNS)。
半ば薦められて聞いたんですけどね。



西川ちゃんのでよく覚えているのが、9・11のあのとき。
自分の部屋でラジオ聞いてて、オトンが「アメリカで飛行機がビルに突っ込んだ」って言ってて。
テレビちょっと見たら映画みたいなことが本当に起こってた。


それから部屋に戻ってANNSを聞いていたんですが、普段やってるコーナーを全部やめて、その件に関しての情報を実況したりそれについてのメールを募集したりとかしてたんですね。
それまで歌でしか知らなかった西川貴教が、真剣にあのことだけを2時間話してた。
本当にあっという間に2時間過ぎた。


そこからなのかもしれません、ラジオが好きになったのって。



テレビならば報道特番にして、アナウンサーがちゃんとニュースをやるじゃないですか。
でもそのときは、1人のパーソナリティが同じこと(まるまる同じではないかもしれないけど)を2時間やった。


それに対して、リスナーも本気でメールを返してたしね。
同じ時間を共有してる人間が、日本のどこかでこういうことを考えてるんだって。
擬似討論会みたいでした。



それこそ西川ちゃんのANNは、お野菜クイズとかもあったわけですけどw
児玉清さん(西川ちゃんが父親のように尊敬してやまないらしい)をゲストに呼んで真面目に話すこともあったし。
なんだか不思議な番組でした。


西川ちゃんのANNが終わるときに「必ず戻ってくる」っていってました。
で、今年の正月に一夜限定でちゃんと帰ってきたわけです。
やっぱそのときも、昔をそのまんまだったなぁって。



あの人は歌が抜群にうまいわけですが、アーティストであると同時に自分の中ではずっとパーソナリティです。

高3のときだったかな

ニッポン放送のイベントで「そんなのアリ〜ナ?」っていうのがあったんです。
AMのイベントとしては異例の横アリにて。


もちろん当時は静岡にいたわけで、加えて受験生の夏とかいう一番勉強しなきゃいかん時期だったわけですが、これだけはどうしても行きたかった。
18きっぷで横浜まで行きました。
当時は県外に行くことなんてめったになかったから、やたら遠く感じた。


ハローでは、松浦さんが美学、藤本さんがロマモ歌ってました。
当時、松浦さんはLet's Do It(以下、LDI)、藤本さんはハート・デイズ・レディオっていう番組をやってたはず。
(松浦さんについては後述。)



その中でえらい印象に残ったのが、RAG FAIRだったわけです。
なんだか真ん中の人がえらい落語家みたいな話し方するなって思ったw
それが他ならぬ土屋礼央でした。


あ、そういえばそのとき、れおちんの自宅の電話番号を大々的に公開してましたwww
僕は友達が少ないんです!って言って、ビジョンにでかく映ってた。
「○○○○は○○○○一番」って覚えてください!って言ってたはず。
(一部自主規制。5年近く前のことなんで、さすがにもう電話番号変わってるでしょうが。)



土屋礼央の何がすごかったかって言えば、追い込まれたときの返し方。
とにかくめちゃくちゃなことをやってたw
そもそも土屋礼央そのものが、そういうことが好きな人だから成立したのかもしれないけどね。


そして、土屋礼央って人はとにかくリスナー寄りの人でした。
自分が自分が、って出て行く人ではなくて、リスナーだった人がスタジオで話しているような。そんな親近感。



上でも書いたとおり、当時は受験生でした。
そういう中で、れおちんのANNでは受験生応援企画っていうのがあってね。
応援ソングを歌うって言う、アーティストなら自然な流れ。


不安ありがとう」「数学なんて関係ない」
べたべたな応援ソングでしたが、ラジオ音源は試験会場まで持っていって聞いてました。マジで。


「同じ気持ち」っていう曲とあわせて3曲、ANNが終わった後でひっそりとCD化されたんですけどね。



最終回で泣きながら歌ってた曲の歌詞。

「何億万分の一の確率で 僕らは同じ時を感じてる」

テレビよりもリスナー同士が近く感じられるから、それが言いすぎではないんです。
最初に言ったように、些細なきっかけがいくつも重なって、一つの番組ができてる。


このパーソナリティ・このスタッフ・このハガキ職人・このリスナーじゃないとできないことがある。

ウチの地元では

LDIの放送がなかったんですよ。
だから、聞くとすればちょっと雑音が入ったニッポン放送を拾うしかなくて。
当時はそこまで亜弥ちゃん亜弥ちゃんしてたわけではないので、そこまでして聞いていたわけではないのだけれど。
PCなんてもちろん使うことなかったし。


こっちに来て聞くようになって、矢口の番組の中に動いたりとかして。
やっぱり毎回かかさず聞いてたんだよね。
リアルタイムで聞けなかったとしても、必ずMDに録音して。
録音忘れたら、どこかから落としてきて。



あの子はトークが抜群に上手いんです。
俺が松浦さんのライブに初めて行って、心の底からそう思った。
歌がうまいとか煽りがうまいとかももちろんあるんだけど。


ヲタの人たちが1つのツアーの中で何公演も行くのは、MCを聞きに行くっていうのが結構重かったりするんです。
同じセットリストでも行った場所によってMCが違うから、それぞれに思い出ができる。



そして、去年の春か。松浦亜弥のANNが始まることになりまして。
家で情報見て、リアルにガッツポーズしたw
だって家にいながら松浦さんのトークが毎週聞けるんだぜ?すごくね?


ドラマに出なくてもいい、冠番組がなくてもいい。
それでもANNだけはずっと続けてほしかった。
「そこだけに収まるのは惜しい」っていう人もいるのかもしれないけど、自分の中ではそこが松浦亜弥のお仕事の原点だと思ってるから。


デビューとほぼ同時にLDIが始まって、ここまで6年近く共に歩いてきたラジオの仕事なんです。
それが無くなるのはあまりにも惜しい。



西川ちゃんにしろ、れおちんにしろ、亜弥ちゃんにしろ、ラジオではとにかく素なんです。
そういうときにこそ、その人の本質とか本当の面白さが見えてくる。


だからってむやみやたらに青汁飲めばいいわけではないですけどw
素のトークとかしぐさとかっていうのが、ものすごく好きです。


そこがわかったとき、一人の人間を愛せるような気がします。

4年になって

研究室に入ってからは、水曜ANNをリアルタイムで聞けることが少なくなりまして。
MDに録っておいて帰ってきてから聞くか、落としてきたのをmp3に入れて聞くか。


今年いっぱいで放送が終わることが発表された先々週の放送。それも例外に漏れず。
朝起きていろいろ巡回してるうちに、そういう事実が出たことを知って。信じられんかった。


それから、その放送はまだ聴けてません。
それを知った上でその放送を聴いたら、タイトルコールの段階で泣いてしまいそうだから。
先週も同じ理由で聞けておらず。



今日も、リアルタイムで聞くかどうかをものすごく悩んだんですよ。
前2回を聞けていないのもあるしね。


でも時間的にはちょうど間に合うぐらいだったので、覚悟を決めて聞いてましたが。



最終回のラスト15分。そこにパーソナリティ松浦亜弥の全てを見た(聞いた?)気がします。
自分の思ったことを素直に喋る。届いたメールを一つ一つ捌く。
なんでもないことに聞こえるのかもしれないけど、これってものすごく難しい。


そして、亜弥ちゃん同様、2時間聞き終わった今そんなに寂しさがないのも事実。
最後の終わり方もさっぱりしてたしね。



1時からラジオ聞きながらこうやって文章をたらたら書いてきたのだけれど、いざ3時まで聞いてみると意外と変な感情とかないなって思った。
今日の放送も、最終回で特集はあったもののいつもと同じトーンの放送だったし。
松浦さん本人がどこまで考えていたのかわからないですが、そういうものこそが松浦さんが目指したものなのかもしれません。



6年近く、長いことお疲れ様でした。本当に楽しませてもらいました。
でもまだまだ一つの区切りですから。
これからもライブなんかでいろんなことを聞かせてくれたら嬉しく思います。



長くなりました。おそまつ。