何が残るかなんてわからないけど

ミクから転載。


先日適当にネット見ててちらっと見かけた一言。

ある仕事に3度失敗し、
それでもまだあきらめないなら、
あなたはその道で
指導者になれる可能性があると
思ってよいでしょう。

10回以上失敗して、
なお努力が続けられたら、
あなたの心には
天才が芽生え始めています。

(思想は現実化する ナポレオン・ヒル


自分はあんまり本を読まないもんで、こういう言葉に出会うことが少ないんですけど。
(ネットってすばらしいですね。ビバ、ユビキタス。)



ウチの先生に聞いてみました。
「今まで成果が出るまでにどれぐらい失敗しましたか?」


「9割以上がうまくいかなかったことですよ」
ああ、やっぱそうなんだなって思った。




加えて、ウチの先生が言っていたこと。

発表にしても論文にしても、何かしら今までのことと違うことが入ってないと受理してもらえない。
逆に言えば、同じ内容で材料が違うものでも論文としては1つ成立する。


でも、それで研究をやろうとしている時点で、その方法の先駆者からは1歩も2歩も遅れを取っていて、インパクトも少ない。
(一つの分野を深く掘り下げることにはなるけど)


同じ研究をやるなら、形として残る数が少なくても自分が常に先駆者でありたい。


言葉で言うのは簡単ですけどね。
なかなか全ての人がそういったものになれるほど簡単なことじゃなくて。


更に言えば、新しい方法を提起するんだから反論を受けるのも当然なわけで。
それに関しては「相手の反論に対して全て対応できるぐらい自分が勉強していればいい」とおっしゃってました。


そういうことをさらっと口にされるんですけど、口だけの人じゃないから納得できる。
実際、定年が数年後なんですけど今でも新しい分野に取り組もうとしてますし。



そう考えると、本当の意味での失敗(無駄なこと)ってないのかもしれないですね。
自分が出してあっさり却下されたことが何年かして採用されたりとか、そういう考え方をしたことが別の分野で生きてきたりとか。



ちょっとなぁなぁで過ごしてた最近ですが、少しだけモチベーション上がりました。
結果が伴わなくても、気持ちだけは強く持ち続けたい。