人間が作ったものだから

レポ課題でギブスのパラドックスの説明っていうのが出まして。


ちょっと前までだとさっぱりわからなかったことですが、統計力学(ていうかエントロピー)のイメージがつくだけですっごく面白いです。
エントロピーは物質の乱雑さとか教えられてもねぇ。
確かに「エントロピーが低い=整理整頓されてる」「エントロピーが高い=散らかってる」っていうのは合ってるんですが、だからエントロピーって何ぞやって。



地球を例にとってみます。
エネルギーっていうのは基本保存するって言われてます。エネルギーの出入りがない限り、ですが。
(地球も外からエネルギー受け取ったり(太陽とか)外に排出したりしてますが、それによる収支がトータルではすごく小さいとします。)


だとしたら、人間がどれだけエネルギーを使おうと、地球っていう大きなものから考えたらエネルギーは保存しとるわけです。
呼吸しようと食事をしようと自動車使おうと。
それが形が変わってるだけなんです。ガソリンが排ガスになるとかね。


だから人間が地球上で生活してる以上はエネルギー問題も起こらないわけはず。
排ガスからエネルギー取り出すのも可能なはず。一応エネルギー持ってるんだから。
それがなんでできないかっていわれたら、エネルギーを取り出す過程で「エントロピーが高いもの」になっちゃったから。


エントロピーが高いとエネルギーにもしにくいわけです。
乱雑さってことで考えれば、100gの石を投げられたらケガしますが、それを砕いて100g分の砂にしたらたぶんあんまり痛くないでしょ?そんなん。
物理の式で考えるエネルギーとしては同じ100gだけど、形状が違うってことです。


こんなような説明を半年ぐらい前にされて、やっとわかったのw
まぁ俺はそんな風にエントロピーを理解してます。




このエントロピーってのもそうですけど、○○学みたいなものってなかなか穴だらけだなって思った。
現実ありきで理論が作られてくから、辻褄が合わないこと一つでどんでん返しが起こったりとかね。(量子力学とか相対性理論とか)


心理学とか人間行動学とかだと現実を作るのも理論を作るのも人間だからある程度こじつけられそうな気もしますが、科学の類はそうもいかないのが面白いですねぇ。
これから先も何が起こるかわからんしね。


その分だけ、従事してれば何かしら発見するかもしれない希望があるっていうのも、物理やってておもしろいなって思うんです。