素敵な言葉に彩られて(4)

過去にばかり
とらわれていると、
先にあるものが
見えなくなってしまうぞ。

(英語)
If you focus on what’s left behind,
you’ll never be able to
see waht lies ahead.

(映画「レミーのおいしいレストラン」)


こちらも、この言葉の後に続いていた誰かのコメントを。

毎日のように、
戸惑うわけじゃないけど、
戸惑うことが起きる時には、
必ずと言っていいほど、
過去にすがろうとしている自分に
気づかされる。


最近の私にも、
そんなことがあったなぁ。
ただ、「過去」という
意識はしていなかったけどね…



なんで、このままじゃダメなの?


どうして、今さら?


なんで、こんなことされるの?



みたいな感じに思っている自分は、
やっぱり、過去が好きなのでしょう。
たとえ、100%満足のいかない過去
だったとしてもです。



過去と未来、どっちにつくか?
という岐路に立たされることは多く、
その選択は、とても難しい。


もちろん、過去という選択もできる。
そして、そうしようとする人もいる。


けれど、その結末は、
だいたいにおいて厳しい。


もちろん、先にあるものが
厳しくないという約束は、
どこにもないし、
同じくらい大変だろうけど、
せっかく見つけられそうな未来なら、
見つけて、突き進んだ方がいい。


最初の勇気を乗り越えれば、
きっと、大丈夫になるんですよ。
だいたいのことは…

自分が死ぬときに人生を振り返ってみると、転機って言うほど多くないような気がするんですね。
今年は自分の中ではそういうのを何度も感じる年なんだけど、80年っていう長いスパンで考えればそのうちのいくつかは“他愛も無いこと”として消えていくのかなって思う。
もしくは、何度も感じていることがあとあと考えたときには連続した1つのことになっているのかも。



何て言うか、過去も積み重ねていくものなんだと思います。
過去に縋って生きるのは楽だけど、それは自分の中での引き出しを自分で少なく限定してしまっているのかなって。


かといって、前ばかり向いて進むのもすごく大変なことです。
ものすごく無神経か、ものすごく強靭な心を持っていないと無理。


自分なんか特に弱い人間ですから、後ろを向くことも多々あります。んで後悔して。
でも、それが全て無駄だとは思ってません。(そう言い訳してるだけなのかもしれないけど)
そうやって後ろを向いたことさえも過去にできるのかなと。


それが何度も続くと、前を向いて進んでいるとは言えなくなるのだけれど。
あくまで意識は前に。そのための回顧や後悔ならば、それすらも糧にできるんだと思う。



人生の転機で100点の正解を選び続けることなんて無理です。
誰も正解知らないんだもんね。ある意味ギャンブルみたいなもの。


でも、一生悔いるような選択はしたくない。
自分で振り返ったときに失敗だったなぁと思っても、自分で納得できればそれすらも正解にできるはずだから。